

近年、オフィスや貸会議室、シェアオフィスなどの空間デザインにおいて、視線対策と開放感の両立が重要なテーマになっています。
「人の目は遮りたい。でも、閉塞感は避けたい」というニーズに応えるためのガラスフィルムは数多くありますが、用途に合わせて最適なタイプを選ぶことが、空間の機能性とデザイン性を高めるカギになります。
本記事では、特に人気のある2種類のフィルムKURO-OBI(クロオビ)と調光フィルムKasmy(カスミィ)について、その特長と違いをわかりやすく解説し、用途別の最適な選び方をご紹介します。
Contents
1.フィルム選びの基本:何を重視すべきか
まずガラスフィルム選びにおいて重要なポイントを整理しておきましょう。空間によって求められる性能は異なりますが、一般的には以下のような視点で比較検討することが大切です。
・視線遮断とプライバシー効果
・開放感・採光性
・施工性と工事の手軽さ
・デザイン性・空間演出性
・ランニングコストと維持管理
この中で「視線遮断」と「開放感」は特に相反しやすい要素です。そのため、どの程度の遮蔽が必要か、どの程度透明感を残したいかを明確にすると、最適なフィルムが選びやすくなります。
2. KURO-OBI(クロオビ)とは?
■ KURO-OBIの概要
KURO-OBI(クロオビ)はモニター画面やディスプレイのみを部分的に隠すことに特化したプライバシー保護フィルムです。
もともと貸会議室やシェアオフィス等で、モニターや大型ディスプレイを使う場面で「画面が外から丸見えになって困る」というニーズから生まれた商品で、ガラス間仕切りに貼ることで外部からモニター画面のみを黒く、見えなくすることができます。
例えば、会議中に外から見える内容を遮蔽したい場合に有効です。フィルムは透過しているので、部分的に機密情報を守る事ができるのが大きな特長です。

■ KURO-OBIの特徴
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モニターのみを隠すため、室内の明るさや開放感を損ないません。
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自己吸着式で施工が簡単。既存ガラスにも貼り付け可能です。
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電気工事などの準備が不要で、短時間で施工できます。
■ KURO-OBI導入事例と活用シーン
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会議室や貸会議室でモニター作業を行う空間
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商談スペースや個別ブース
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シェアオフィスなど情報漏洩対策と開放感の両立が求められる空間
※KURO-OBIの設置には、事前にモニターサイズとの適合確認が必要です。
3.調光フィルムKasmy(カスミィ)とは?
■ Kasmyの概要
調光フィルムは、電源のON/OFFでガラスを“瞬時に透明と不透明に切り替えられる機能性液晶フィルムの総称です。
この技術はPDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)と呼ばれる液晶分散型の技術に基づき、フィルム内部の液晶分子の向きで光の見え方をコントロールしています。
調光フィルムKasmy(カスミィ)は、オフィス空間・医療機関・商業施設などの幅広い用途で活用されています。

■ Kasmyの特長
調光フィルムKasmyには、以下のような特徴があります。
・瞬間調光(約1秒以内):電源のON/OFFで透明・不透明を高速で切り替えられます。
・高い透過性:透明時でもガラス本来の見え方を損なわず、開放感を維持できます。
・プライバシー保護:不透明時には外部からの視線を遮断しプライベート空間を形成します。
・プロジェクタースクリーン用途:不透明状態をリアスクリーンとして映像投影にも活用できます。
・柔軟な施工性:異形ガラスや、ドアなどの可動部にも施工が可能です。
Kasmyは、視線コントロールだけでなく、空間演出や映像機能まで備えた多目的なソリューションとして評価されています。
※電気配線工事が必要です。
■ Kasmyの導入事例と活用シーン
・貸会議室・シェアオフィス:モニター目隠しや会議のプライバシー対策に
・医療・福祉施設:診察室や受付窓口での視線遮断に
・美容・アパレル店舗:空間演出と個別対応スペースの確保に
・ショールーム:プロジェクター投影を活用したサイネージにも
調光フィルムKasmyは、空間の印象を変えるインテリアアイテムとしても注目されています。
4. KURO-OBIとKasmyを比較する
ここからは、KURO-OBIとKasmyを主要な比較ポイントで整理します。
| 比較項目 | KURO-OBI | 調光フィルムKasmy |
|---|---|---|
| 視線遮断範囲 | 部分的(モニター周辺のみ) | 広範囲(ガラス全面) |
| 電源の必要性 | 不要 | 必要 |
| 施工後のガラスの見え方 | 薄い黒色透過(カーフィルムのような印象) | 透明/不透明をスイッチで切り替え可能 |
KURO-OBIはモニター等の機器視線遮断に特化、Kasmyは空間全体のコントロールに強い、という違いがあります。
開放感とプライバシーを両立するソリューション
「見せたいところは見せ、見せたくないところだけを隠す」。
KURO-OBIとKasmyは、そんな空間演出を最新のテクノロジーで実現します。
ガラス張りの開放感はそのままに、オンデマンドでの視線遮断が可能。省スペースやデザイン性を重視した空間にこそおすすめです。
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