
自社オフィスに瞬間調光ガラスを導入したいと考えたとき、まず気になるのが「価格相場」です。見た目の高級感や機能性は魅力的でも、具体的にいくらかかるのか分からなければ検討は進みません。
本記事では、瞬間調光ガラスの費用相場や内訳、見積もり時のチェックポイントを詳しく解説します。さらに、導入のコストを抑えられる、貼り付け式の瞬間調光フィルムという選択肢についても紹介します。
目次
瞬間調光ガラスとは
瞬間調光ガラスとは、電気のON・OFFによって透明と不透明を瞬時に切り替えられるガラスのことです。
合せガラスの間に特殊なフィルムを挟み込み、ONでは透明、OFFでは不透明になります。
会議室や役員室など、プライバシーを確保したい空間で活用されるケースが増えています。ブラインドやカーテンと異なり、すっきりとしたデザイン性を保ちながら、開放感と遮蔽性を両立できる点が大きな特長です。
主に
- ・会議室
- ・応接室
- ・医療施設
- ・商業施設
瞬間調光ガラスの価格相場
瞬間調光ガラスの価格相場は、ガラスとフィルムをセットにした本体代と施工費を含めて、1㎡あたり約55万円〜60万円程度が相場です。
上記はあくまで価格の目安であり、メーカーによって価格に幅があることは留意しておきましょう。複数のメーカーに見積もりをとり、内訳や条件を確認したうえで検討することが大切です。
瞬間調光ガラスは面積が大きくなるほど総額は上がり、仕様や現場条件によっても変動します。
瞬間調光ガラスの費用の内訳
瞬間調光ガラスの費用は、大きく「材料費」「施工費」「その他費用」に分かれます。
それぞれの内訳と費用の備考は以下の通りです。
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費用の種別 |
内訳 |
備考 |
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瞬間調光ガラスの材料費用 |
瞬間調光ガラスの本体費 |
1㎡あたり約45万円〜50万円 |
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電源用コントローラー費 |
数万円程度 |
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瞬間調光ガラスの施工費用 |
ガラス設置工事費 |
施工日数×人工などの見積もり次第 |
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二次電気配線工事費 |
約5万円〜 |
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その他の費用 |
ガラス運搬費 |
見積もり次第 |
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オプション費 |
条件・見積もり次第 |
各項目について、以下から詳しく解説します。
・瞬間調光ガラスの材料費用
材料費用は、瞬間調光ガラスの価格の中でも大きな割合を占めます。材料費用には主に調光フィルム、合わせガラス、電源・スイッチなどの制御機器が含まれます。
「瞬間調光ガラスの本体費」と「電源用コントローラー費」に分類し、それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、ガラスの厚みやサイズ、仕様によっても価格は変動するため、ここで紹介する費用はあくまで目安となります。
■ 瞬間調光ガラスの本体費
瞬間調光ガラスの本体費は、ガラスと調光フィルムをセットにした製品1枚(1㎡)あたり約45万円〜50万円ほどが一般的な相場です。
ガラスのサイズや形状にこだわる場合は、より本体費が高価になるため、見積もりでの仕様の確認が重要となります。
瞬間調光ガラスとしての導入は、瞬間調光フィルム単体より割高になる点に注意が必要です。
■ 電源用コントローラー費
瞬間調光ガラスを稼働させるためには、電源用コントローラーが必要です。
コントローラーはガラスの透明/不透明の切り替えを制御する装置で、一般的には数万円程度が相場となっています。
仕様や機能(リモコン・タイマー連動・スマート制御対応など)によって価格は変わります。設置枚数や操作方法に応じて最適なコントローラーを選定することが大切です。
・瞬間調光ガラスの施工費用

瞬間調光ガラスの導入では、本体費に加えて施工費用も発生します。
施工費は主に「ガラス設置工事費」と「二次電気配線工事費」に分かれます。新築か既存オフィスへの後付けかによっても工事内容は異なり、現場状況によって費用が変動します。
見積もりを確認する際は、施工範囲や工事内容が明確に記載されているかを必ずチェックしましょう。
■ ガラス設置工事費
瞬間調光ガラスは完成品の合わせガラスとして納品されるため、現場ではガラスのはめ込み・固定・建付け調整などの施工が必要となります。
特殊な形状や大型ガラスの場合は、別途費用が加算されるケースもあるため、現場条件を踏まえた見積もり確認が重要です。また、既存ガラスの撤去費用や処分費が発生する場合もあります。
ガラス設置工事費は、何人で何枚のガラスに貼付するかによって算出されるため、相場は見積もり次第となります。
■ 二次電気配線工事費
瞬間調光ガラスは通電によって機能するため、二次電気配線工事が必要です。工事費用は施工の範囲や使用によって異なるため、相場は見積もり次第となります。
二次電気配線工事では、電源の引き込みやスイッチ設置、コントローラーとの接続作業などが行われます。
設置場所が分電盤から遠い場合や、配線ルートの確保が難しい場合は費用が増えることもあります。安全性を確保するためにも、電気工事士による適切な施工が不可欠です。
・その他の費用
瞬間調光ガラスの導入では、本体費や施工費以外にも付随する費用が発生する場合があります。これらは現場条件や発注内容によって大きく変動するため、見積もり時に詳細を確認することが重要です。
特に大型ガラスの搬入や、オーダー対応が必要な案件では追加費用が発生しやすくなります。総額だけで判断せず、何が含まれているのかを丁寧に精査しましょう。
■ ガラス運搬費
ガラス運搬費は、製作した瞬間調光ガラスを現場まで安全に搬入するための費用です。サイズや重量、搬入経路の条件によって大きく変動するため、基本的には見積もり次第となります。
調光ガラスの場合、一般的なガラスよりも厳重な輸送・梱包が行われるため、運搬費としては割高になります。
エレベーターに入らない大型ガラスの場合、クレーン搬入や人員増加が必要となり、費用が加算されるケースもあります。事前の現地調査が費用最適化のポイントです。
■ オプション費
案件によっては、打ち合わせ費用や図面製作費用などのオプション費用が発生する場合があります。
特にオフィス改装や新築プロジェクトでは、設計段階からの詳細な図面作成や仕様検討が必要となることもあります。
また、制御方法のカスタマイズやスマートオフィス連携などを希望する場合も追加費用が生じます。見積もりには、こうした付帯業務が含まれているか確認しましょう。
調光ガラスのメリット・デメリット
■ メリット
- ・ガラスそのものが調光機能を持つ
- ・調光フィルム(液晶層)がガラス内部に挟み込まれているため、調光層に直接キズが付きにくい
- ・ガラス表面は通常のガラスと同様に清掃しやすい
- ・調光フィルム(液晶層)がガラス内部に保護されているため、水拭きなど日常のお手入れがしやすい
■デメリット
- ・故障した際にはガラスの交換が必要
- ・初期費用が高い
- ・ガラス製作期間が必要
- ・ガラス交換を伴うためリフォームでは工事が大きくなる場合がある
調光フィルムという選択肢もあります
調光機能を導入する方法には、「調光ガラス」のほかに「調光フィルム」があります。
調光フィルムは、お客様が新たに設置する予定のガラスや既設ガラスに施工できるため、ガラス本体を調光ガラスへ交換する必要がありません。
そのため、ガラス工事を伴う調光ガラスと比べて、導入費用を抑えられるケースがあります。
また、新築時の先貼り施工だけでなく、既設ガラスへの後貼り施工にも対応しているため、新築・リニューアルのどちらでも導入できます。
■ 調光フィルムの施工事例

ビーキャットでは、オフィス・会議室・医療施設など多数の施工実績があります。
調光フィルム施工事例は以下のページでご覧いただけます。
瞬間調光ガラスに関するよくある質問
瞬間調光ガラスの導入を検討する際は、価格だけでなく施工方法や耐久性、ランニングコストも気になるポイントです。
■ 調光ガラスは後付けできますか?
調光ガラスはガラスそのものを交換する製品のため、既設ガラスへそのまま施工することはできません。
■ 調光ガラスと調光フィルムはどちらがおすすめですか?
新築やガラス交換を前提とする場合は、ガラスと一体化した調光ガラスが選ばれることがあります。
一方、既設ガラスを活用したい場合や、導入コストを抑えたい場合は調光フィルムが適しています。
■ 調光ガラスの寿命は?
使用環境にもよりますが、一般的には約5年程度が目安とされています。通電回数や設置環境(高温多湿・直射日光など)によって劣化スピードは変わります。
■ 電気代はどれくらいですか?
通電している間のみ電力を消費します。消費電力は製品によって異なります。
■ 見積もりには何が必要ですか?
ガラスサイズ、枚数、施工場所、図面などがあるとスムーズです。
■ ビーキャットでは調光ガラスも取り扱っていますか?
ビーキャットでは調光ガラスの販売は行っておりません。
その代わり、既設ガラスや新たに設置するガラスへ施工できる「調光フィルム」の販売・施工を行っています。
調光フィルムの価格や施工方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ 調光フィルムの価格相場を徹底解説|㎡単価・施工費・見積もりのポイント
まとめ
調光ガラスは、透明・不透明を瞬時に切り替えられる高機能ガラスで、オフィスや医療施設などさまざまな場所で採用されています。
一方で、ガラス本体を製作・交換するため、導入費用は1㎡あたり約55万~60万円が目安となり、ガラスサイズや施工条件によって価格は変動します。
既設ガラスを活用したい場合や、導入コストを抑えたい場合には、調光フィルムという選択肢もあります。価格や施工方法の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。