調光フィルムはプロジェクタースクリーンとして使える?Kasmyで映像演出を行う際の輝度と活用ポイント
調光フィルムKasmyによるプロジェクター投影と空間演出の実践ポイント
調光フィルムは、視線制御やプライバシー確保のための建材として知られていますが、 実はプロジェクタースクリーンとしても活用できることをご存じでしょうか。
調光フィルムKasmy(カスミィ)は、ブラインドの代替としてだけでなく、 映像演出・情報発信を行うための多機能なガラス建材として、オフィスや商業施設、ショールームなどで採用が進んでいます。
調光フィルムKasmyはプロジェクタースクリーンとして使えるのか?
Kasmyは、不透明状態において、ガラス面が均一に白濁し、 プロジェクター映像を投影できるスクリーンとして使用することが可能です。
一般的な布製スクリーンと異なり、必要な時だけ映像を映し、不要な時は瞬時に透明へ切り替えられる という点が、調光フィルムならではの大きな特長です。
※なお、鮮明な映像を映すためには背面(リア)からの投影が推奨されます。 (Kasmy電源OFF=不透明時)
調光フィルムで映像を投影する際の推奨プロジェクター輝度


調光フィルムに映像を投影する際のプロジェクター選定は、 設置環境や投影サイズによって異なりますが、 目安としては4500lm以上の輝度を推奨しています。画像では以下のプロジェクターを使用しています。
- 使用機種:Canon WUX450ST
- 輝度:4500lm
室内を暗くすることで、よりコントラストの高い映像表現が可能になります。
会議用途・演出用途いずれにおいても、空間条件に応じた設計が重要です。
調光フィルム×映像演出で広がる活用シーン
調光フィルムKasmyは、単なるスクリーンとしてではなく、 空間演出の一部として映像を組み込める点が評価されています。
イベント・ショールームでのサプライズ演出
不透明状態で映像を投影した後、瞬間的に透明へ切り替えることで、 隠していた展示物や空間を見せるといった演出も可能です。
オフィス・会議室での情報共有
社内会議資料の投影や、来客者向けの会社紹介・PR映像の表示など、 スクリーンを常設せずにスマートな運用が行えます。
店舗・ショーウィンドウでのサイネージ活用
営業中は透明にして店内を見せ、 営業終了後は不透明に切り替えて映像を投影することで、 夜間サイネージとして活用することも可能です。
実際の導入事例
・北海道放送株式会社様
調光フィルムKasmyを 大型の投影スクリーンとしてご活用いただいています。
放送局ならではの演出性・視認性が求められる環境においても、 Kasmyはガラス建材としての意匠性と映像投影性能を両立しています。
北海道放送様の施工事例詳細はこちら

・スカパーJSAT様
見学通路では、施設見学に来られたお客様への演出として活用頂いております。
放映を終えたタイミングで透明に瞬間切替!実際の管制室内の様子をご覧頂いております。
スカパーJSAT様の施工事例詳細はこちら

調光フィルムでの映像活用をご検討中の方へ
調光フィルムをプロジェクタースクリーンとして活用する場合、 輝度だけでなく、設置環境・投影距離・配線計画なども重要なポイントとなります。
ビーキャットでは、設計段階からのご相談・仕様検討・施工対応まで、 一貫してサポートしております。
調光フィルムをプロジェクタースクリーンとして活用できる Kasmyの仕様や特徴については、製品紹介ページで詳しくご確認いただけます。
御見積のご依頼、製品仕様に関するご質問などございましたら、 下記までお気軽にお問い合わせください。
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