
調光フィルムやガラスの仕様を調べていると、 「平行光線透過率」や「全光線透過率」という言葉を目にすることがあります。
どちらもガラスやフィルムの透明度に関係する数値ですが、 意味の違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、調光フィルムを検討している設計会社や施工会社の方に向けて、 平行光線透過率と全光線透過率の違いを分かりやすく解説します。
透過率とは?
透過率とは、ガラスやフィルムを通してどれくらい光が通過するかを示す数値です。
数値が高いほど光を多く通し、明るく透明感のある見え方になります。
例えば透過率80%の場合、入射した光の約80%がガラスを通過するという意味になります。
ただし、透過率には種類があり、 同じ「透過率」でも測定方法によって意味が異なります。
代表的なのが次の2つです。
・平行光線透過率
・全光線透過率
平行光線透過率とは
平行光線透過率とは、 まっすぐ進む光がどれだけ通過するかを示す透過率です。
簡単に言うと、 「ガラス越しにどれだけクリアに見えるか」を表す数値です。
光が散乱せず、そのまま直進した光だけを測定するため、 ガラスの透明度を評価する際によく使われます。
例えば平行光線透過率が高い場合、 ガラス越しの景色がくっきりと見える傾向があります。
調光フィルムでも、透明状態の見え方を評価する際には この平行光線透過率が参考になることがあります。
全光線透過率とは
全光線透過率とは、 ガラスを通過したすべての光を含めた透過率です。
ここでいう「すべての光」には、
・まっすぐ進む光
・散乱して広がる光
の両方が含まれます。
つまり全光線透過率は、 ガラスを通過した光の総量を表す数値です。
そのため、 全光線透過率が高くても、 光が散乱している場合はガラスが白く見えることがあります。
平行光線透過率と全光線透過率の違い
2つの違いを簡単に整理すると次のようになります。
| 項目 | 平行光線透過率 | 全光線透過率 |
|---|---|---|
| 測定する光 | 直進する光のみ | 通過したすべての光 |
| 意味 | 透明感の指標 | 光の通過量 |
| 見え方 | クリアな視界 | 明るさの目安 |
この2つは似ているようで、 評価している内容が異なります。
平行光線透過率は「見え方」、 全光線透過率は「光量」に近いイメージです。
透過率とヘイズの関係
透過率と一緒に使われる指標に「ヘイズ(HAZE)」があります。
ヘイズは光の散乱量を表す数値で、 ガラスの曇り具合を示す指標です。
例えば次のようなケースがあります。
・透過率が高いがヘイズが高い → 光は通るが白っぽく見える
・透過率が高くヘイズが低い → クリアな透明感
このように、 透過率だけでは透明感を判断することはできません。
調光フィルムを選ぶ際には、 透過率とヘイズの両方を確認することが重要です。
ヘイズについては、 別コラム 調光フィルムのヘイズとは? で詳しく解説しています。
調光フィルムを選ぶときのポイント
調光フィルムの透明度を確認する際には、 以下のポイントを総合的に見ることが大切です。
・平行光線透過率
・全光線透過率
・ヘイズ値
・施工条件
特にオフィスや商業施設など、 意匠性を重視する空間では 透明状態の見え方が重要になります。
そのため透過率だけでなく、 ヘイズ値とのバランスも確認しておくと安心です。
調光フィルムKasmyでは、 透明時のクリアな視界を保ちながら 瞬時にプライバシーを確保できる調光機能を実現しています。
調光フィルムKasmyの仕様詳細はこちら
まとめ
平行光線透過率と全光線透過率は、 どちらも透明度に関係する数値ですが意味は異なります。
・平行光線透過率 → 透明感
・全光線透過率 → 光の通過量
また、透明度を正しく理解するためには ヘイズ(HAZE)との関係も重要です。
調光フィルムを検討する際には、 透過率とヘイズの両方を確認し、 用途に合った製品を選ぶことが大切です。
調光フィルムの仕様や施工についてご不明な点がございましたら、 お気軽にご相談ください。
ビーキャットへのお問い合わせはこちら