
ガラスパーティションは、開放感のあるオフィスづくりに欠かせない一方で、「会議中の視線を遮りたい」「必要なときだけ目隠ししたい」といったニーズも多くあります。
目隠し方法にはさまざまな種類があり、それぞれ「コスト」「開放感」「使い勝手」が異なります。目的に合わない方法を選ぶと、「思ったより圧迫感がある」「使わなくなった」といったケースも少なくありません。
この記事では、オフィスで採用されることの多い代表的な4つの目隠し方法について、それぞれの特徴やメリット・注意点を比較しながら解説します。
今回ご紹介するのは、ロールブラインド・スモークフィルム・調光フィルム「Kasmy」・ステルスフィルム「KURO-OBI」の4種類です。
目次
ガラスパーティションの目隠し方法|用途別比較
| 方法 | 向いているケース |
|---|---|
| ロールブラインド | コストを抑えて目隠ししたい |
| スモークフィルム | 常時目隠ししたい |
| 調光フィルム | ガラスの開放感を活かしながら必要な時だけ目隠ししたい |
| KURO-OBI | 開放感を保ちながら、モニターだけを隠したい |
ここからは、それぞれの方法の特徴やメリット・注意点について詳しく見ていきます。
ロールブラインド|コストを抑えやすい定番タイプ

特徴
ロールブラインドは、もっとも一般的な目隠し方法の一つです。
必要なときだけブラインドを下ろして使えるため、比較的導入しやすく、コストを抑えやすい点が特徴です。
一方で、ガラスパーティションの魅力である“開放感”は失われやすく、使用時は空間が閉鎖的に見える場合があります。
メリット
導入しやすさから、現在でも幅広く採用されている方法です。
- ・比較的安価
- ・既設ガラスにも対応しやすい
- ・遮蔽性が高い
注意点
一方で、実際の運用面では以下のような点に注意が必要です。
- ・使用時は圧迫感が出やすい
- ・開放感は失われる
- ・使用のたびにブラインドの上げ下げが必要なため、「開けっぱなし」「閉めっぱなし」になりやすい
- ・ブラインド部分に埃が溜まりやすく、定期的な清掃が必要
- ・カーブガラスや異形ガラスなどガラスの形状によってはブラインドの設置が出来ない
カーブガラスや特殊ガラスへの調光フィルム設置に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
ブラインドが使えない Rガラスや特殊ガラスにも対応する調光フィルムKasmy | 調光フィルム Kasmy(カスミィ)
こんな方におすすめ
- ・とにかくコストを抑えたい
- ・会議時だけ視線を遮れればよい
- ・シンプルな構成にしたい
スモークフィルム|常時目隠ししたい場合に

特徴
スモークフィルムは、ガラスにフィルムを貼ることで視線を抑える方法です。
常時半透明・スモーク状態となるため、「常にある程度隠したい」というケースに向いています。
スモークフィルムは常時視線対策ができる反面、ガラス本来の“抜け感”や開放感は弱くなります。
そのため、「オープンな空間づくり」を目的にガラスパーティションを採用している場合は、イメージとの差が出ることもあります。
メリット
電源工事もなく、比較的シンプルに導入しやすい方法です。
- ・電源不要
- ・後付けしやすい
- ・比較的シンプル
注意点
一方で、ガラスには常に色味が残るため、クリアガラスのような開放感とは異なる空間印象になります。
- ・常時スモークになるためガラス本来の開放感は損なわれる
- ・ON/OFF切替はできない
- ・室内の開放感に影響する場合がある
こんな方におすすめ
- ・常に視線対策をしたい
- ・シンプルな運用にしたい
- ・ON/OFF切替は不要
調光フィルム|開放感とプライバシーを両立

特徴
調光フィルムは、電源のON/OFFによって透明・不透明を切り替えられるフィルムです。
普段は透明にして開放感を確保し、必要なタイミングだけ目隠しできる点が特徴です。
一方で、導入にあたっては電源や配線計画が必要になるため、施工タイミングによっては他の工事との工程調整が必要になる場合があります。
メリット
透明・不透明を切り替えられるため、開放感とプライバシー対策を両立しやすい方法です。
- ・ガラスならではの開放感を残せる
- ・会議時のみ目隠し可能
- ・空間演出にも使いやすい
注意点
一方で、施工時には電源や工程調整が必要になる場合があります。
- ・電源工事が必要
- ・他方式よりコストは上がりやすい
- ・工程調整が必要な場合がある
こんな方におすすめ
- ガラスの開放感を活かしたい
- 必要時のみ切り替えたい
- オフィスデザインにもこだわりたい
※調光フィルムの仕組みや施工方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶瞬間調光フィルムとは?仕組みや費用、活用事例まで詳しく解説 | 調光フィルム Kasmy(カスミィ)
▶調光フィルム導入の流れ|お問い合わせから施工完了までをわかりやすく解説 | 調光フィルム Kasmy(カスミィ)
KURO-OBI|“見せる空間”を維持しながら秘匿性を確保

特徴
KURO-OBIは、ガラス面のうちモニター画面のみを隠すことのできるステルスフィルムです。
ガラス全体を覆うのではなく、必要な範囲のみ視線対策を行うことができます。
会議室の開放感を維持しながら、“見せたくない情報だけを隠す”という考え方の製品です。
メリット
全面を隠さずに視線対策を行えるため、空間の見通しを維持しやすい点が特徴です。
- ・ガラスの開放感を大きく損なわない
- ・必要な部分だけ視線対策ができる
- ・空間の見通しを維持しやすい
注意点
一方で、一般的な目隠し製品とは用途や考え方が異なるため、導入目的に応じた選定が重要です。
- ・ガラス全面の目隠しには対応しない
- ・モニター画面など部分的な視線対策用途に適しているため、採用範囲は限定される
- ・使用しているモニターによっては画面を隠せない場合があるため、事前にサンプル確認が必要
こんな方におすすめ
- ・モニター画面だけを隠したい
- ・ガラスパーティションの開放感を維持したい
- ・ガラスを活かした空間デザインを重視したい
※ステルスフィルムの仕組みや施工方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶会議室モニターだけ見えなくする方法|KURO-OBI(クロオビ)の施工・費用・注意点 | 調光フィルム Kasmy(カスミィ)
▶ 会議室の覗き見防止|モニターを外から見えなくする方法とKURO-OBI(クロオビ) | 調光フィルム Kasmy(カスミィ)
それぞれの特性のまとめ
| 比較項目 | ロールブラインド | スモークフィルム | 調光フィルム | KURO-OBI |
|---|---|---|---|---|
| 開放感 | △(使用時は遮断) | △(常時やや遮蔽) | ◎(透明状態あり) | ◎(空間はそのまま) |
| ON/OFF切替 | ○(手動) | × | ◎ | △(部分制御) |
| 電源必要 | × | × | ○ | × |
| デザイン性 | △ | ○ | ◎ | ◎ |
| 運用負荷 | △(上げ下げ・清掃あり) | ◎(ほぼ不要) | ◎(切替のみ) | ◎(ほぼ不要) |
| 圧迫感 | △(使用時に出やすい) | △(やや出る) | ◎(出にくい) | ◎(ほぼなし) |
| 初期導入のしやすさ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
どの方法が最適かは「何を優先したいか」で変わります
ガラスパーティションの目隠し方法には、それぞれ異なる特徴があります。
- ・コスト重視
- ・常時目隠し
- ・透明/不透明の切替
- ・デザイン性
- ・開放感
何を優先したいかによって、最適な方法は変わります。
実際には、オフィスレイアウトやガラスサイズ、配線条件によって適した方法が異なる場合もあります。
特に調光フィルムやKURO-OBIは、施工条件やガラス構成によって導入可否が変わるケースもあるため、事前確認が重要です。
「どの方法が合うかわからない」という場合も、お気軽にご相談ください。
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