
調光フィルムの導入を検討する際、「スイッチはどこに付くの?」「電源は必要なの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
調光フィルムは電気のON/OFFによって透明と不透明を切り替える仕組みのため、スイッチや電源の計画が必要になります。
本記事では、調光フィルムのスイッチや電源の仕組み、設置方法について分かりやすく解説します。
目次
調光フィルムはスイッチで透明・不透明を切り替える
調光フィルムは、電源のON/OFFによって透明と不透明を瞬時に切り替えることができる特殊フィルムです。
電源をONにするとガラスは透明になり、OFFにすると不透明(すりガラス状)になります。
この機能により、会議室や応接室、医療施設、商業施設など、さまざまな空間でプライバシーコントロールを行うことができます。
スイッチ操作ひとつで空間の見え方を変えられるため、ブラインドやカーテンの代替として採用されるケースも増えています。
調光フィルムの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下のコラムもご覧ください。
調光フィルムの仕組みはこちら
調光フィルムに必要な電源とは
調光フィルムは液晶構造を利用したフィルムで、透明状態にするためには電気が必要です。
一般的には、建物の100V電源から専用の電源装置(トランス)を使用し、フィルムへ電圧を供給します。
この電圧によってフィルム内部の液晶分子が整列し、光がまっすぐ通ることで透明状態になります。
電源がOFFになると液晶分子がランダムな状態になり、光が散乱して不透明になります。
このように、調光フィルムは電気によってガラスの見え方をコントロールする仕組みになっています。
調光フィルムのスイッチの種類
調光フィルムの操作方法にはいくつかの種類があります。

■壁スイッチ
調光フィルムは一般的な壁スイッチで操作可能です。照明スイッチと同じように、壁面に設置してON/OFFを操作します。
ガラスパーティションの近くに壁がある会議室や応接室などでは、このタイプのスイッチが採用されることが多くなっています。
■リモコン操作
配線工事が不要なワイヤレスタイプのスイッチを採用するケースが増えています。設置場所の自由度が高く、広い会議室やショールームなどでは、リモコン操作が便利な場合もあります。
ビーキャットではワイヤレススイッチも取り扱っており、壁に専用ホルダーを取り付ければ壁スイッチのように使用することができます。また、ホルダーから取り外してリモコンとして手元で操作することも可能です。
■スマート制御
近年では、タブレットやスマートフォン、建物の制御システムと連携して操作するケースもあります。
照明やブラインドと連動させることで、空間全体の演出をコントロールすることも可能です。
スイッチはどこに設置する?
調光フィルムのスイッチは、使いやすい位置に設置することが重要です。
一般的には以下のような場所に設置されることが多くなっています。
・会議室の入口付近
・ガラスパーティションの近く
・室内の壁面
会議室などでは、部屋に入ったときにすぐ操作できる位置に設置すると使いやすくなります。
設計段階でスイッチ位置を検討しておくことで、施工もスムーズに進みます。
電源はどこから取る?
調光フィルムの電源は、建物の電源から供給されます。
一般的には以下のような方法で電源を確保します。
・天井裏の電源から分岐
・コンセントから電源を取得
・電気工事による専用配線
多くのオフィスでは、天井裏から電源を取るケースが一般的です。
電源装置や配線は天井内や収納スペースに設置することで、室内からは見えないようにすることがほとんどです。
調光フィルム設置の流れ
調光フィルムの導入は、以下のような流れで進むのが一般的です。
1.お問い合わせ・ご相談
2.お見積り
3.お打ち合わせ(既設ガラスの場合は現地調査)
4.ガラスサイズ確認
5.フィルム製作
6.施工
現地調査では、ガラスサイズの確認だけでなく、電源位置やスイッチ設置位置なども確認します。
調光フィルムの施工の流れについては、以下のコラムでも詳しく紹介しています。
調光フィルム導入の流れはこちら
調光フィルムの仕組み
調光フィルムは「PDLC(ポリマー分散型液晶)」という技術を利用しています。
フィルム内部には微細な液晶分子があり、電圧をかけることで液晶の向きが整列します。
液晶が整列すると光が直進して透明になり、電源をOFFにすると液晶がランダムな状態になり光が散乱して不透明になります。
この仕組みにより、スイッチ操作だけで瞬時にガラスの見え方を変えることができます。
PDLCの仕組みについては、以下のコラムでも詳しく紹介しています。
調光フィルムの電気代はどれくらい?
調光フィルムは電気を使用しますが、消費電力は比較的少ないのが特徴です。
一般的には数W/㎡程度の消費電力で動作するため、長時間使用しても電気代への影響は大きくありません。
具体的な電気代については、以下のコラムでも詳しく解説しています。
調光フィルムの電気代についてはこちら
まとめ
調光フィルムは、スイッチ操作によって透明と不透明を瞬時に切り替えることができる機能性ガラスフィルムです。
・スイッチ操作で透明・不透明を切り替える
・透明状態には電源が必要
・スイッチや電源の位置は設計段階で検討するとスムーズ
会議室やオフィス空間などでプライバシーを確保しながら、開放感のある空間づくりを実現できる点が調光フィルムの大きな特長です。
調光フィルムの導入をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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